大黒完喜

研究テーマ

ポリエチレンゲルの変形挙動の解明

ポリエチレンに流動パラフィンを転嫁し、溶融状態にて混錬するとゲル状の樹脂が得られ、
これを二軸延伸することで多孔性のフィルムが形成される。この多孔性フィルムは、電池用の隔膜として
自動車や携帯電話などで広く用いられているが、延伸の際における変形機構はほとんどわかっていない。
本研究では、ラマン分光法やX線散乱などの手法を用いて、
ゲル状態での結晶化による構造形成や延伸による変形の際の微視的な機構を解明する。

研究業績